牛を育む

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十勝ナイタイ和牛のブランドづくり

十勝上士幌町で肥育された和牛のお肉の中でも、最上級のものを限定して”ナイタイ和牛”というブランド和牛として売り出しています。

単に良い子牛を育ててもブランド化しないと、「上士幌で良い牛を育てていますよ」というアピールにはつながらないという問題を抱えていました。ナイタイ和牛を作ろうと思ったきっかけは、上士幌町で肉牛の子牛をつくる技術が高まってきたからです。

ナイタイ和牛は使う餌にこだわっています。なぜなら牛肉の味は餌が一番影響を与えていると考えられるからです。
特に配合飼料、濃厚飼料と呼ばれるものですが、どの銘柄をどんなペースで増やしていくかを約5年かけて独自給与マニュアルを完成させました。
結果、霜降りの多い黒毛和牛の中では、あっさりして食べやすいお肉が実現しました。

ブランド名は肉質が良くないと語れません。ブランドを立ち上げたのが2009年です。その後ふるさと納税特産品として、多くのTVで紹介されたり、2015年にはミラノ博覧会のレセプションパーティーでステーキが提供されました。
今では140頭ほどが1年で出荷されています。

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乳牛の育成

上士幌町では乳牛の育成にも力を入れています。特に大規模な法人酪農家が多く、個人経営の酪農家も比較的規模が大きいです。
そのため、酪農業のアウトソーシングが進んでいるのが特徴です。
1つはコントラクターを利用して、飼料の収穫を行なっています。
もう1つは餌づくりを大きなTMRセンターで行なっていることです。
そうすることで、酪農家は牛の世話や牛乳を絞ることに集中することができます。

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営農指導

JA上士幌町では酪農家への営農指導も行っています。営農指導員が農家を巡回し、農家が抱える課題を解決するための手段をアドバイスしたり、JAだけで解決できない時には関係機関と連携をとり、改善をしていきます。